半田市の松華堂菓子舗で新年のお菓子を買ってきました
一昨年こちらのお店を知って
新年のお菓子もいつか頂いてみたいなと思っていたんですが
あちこちに出掛けられない今が一番行き時なのでは?と思って
年末に予約をして、年始の営業初めに伺いました^^
午後2時頃に受け取りに行ったんですが
既に上生菓子はショーケースに並んでおらず
売り切れている様子だったので、予約しておいて正解でした
左下の緑色のお菓子から時計回りに
牧場の朝(羽二重製・粒あん) ¥285
実り(薯蕷・栗入りこしあん) ¥295
紅梅(羽二重製・こしあん) ¥285
花びら餅 ¥350
ことほぎ(干柿餡・粒あん) ¥300
千代の糸(練薯蕷・白粒あん) ¥345
新年の生菓子は全部で8種あるんですが
黒糖のお菓子は苦手なので外して、
柚子しぐれは何度も頂いてるので今回は止めて、この6個に
まずは今年の干支「丑」のお菓子 牧場の朝
牧場で朝日を浴びながら寝そべる牛をイメージしたお菓子
若草色の羽二重に中から透けるように赤い餡?が練り込まれてます
ふわふわ柔らかでもちもち、
ほっくりした粒あんがとても美味しい
令和3年の御題菓子「実り」
御題菓子は新年恒例の宮中行事「歌会始」の御題に合わせて創作されるお菓子で
前年の歌会始で発表された御題を約1年かけて
全国の和菓子職人が試行錯誤し造り上げるそうです
予約するために見たHPの見本はもっとビビットな色合いでしたが
現物は松華堂さんらしい淡い色合い
伊勢芋入りの薯蕷生地で栗入りのこしあんを包んでます
この薯蕷生地がしっとりもちもちでとても美味しいんです^^
栗のほっくりとした食感と風味も◎
ことほぎ
他のお菓子は意匠を変えてお正月以外でも頂けるものですが
この、ことほぎだけはお正月限定
細かく刻んだ干し柿を白あんに混ぜた干柿餡で
粒あんを半包みにし紅白の練薯蕷きんとんを乗せたお菓子
この干柿餡が滑らかで干し柿の風味がふんわりとして美味しい
そして新年のお菓子と言えば花びら餅
平安時代、宮中で行われた「歯固めの儀」にちなんだお菓子
最初は鏡餅や大根などを食べて歯の根を固め、長寿を祝っていたものが
段々と形を変え、今の花びら餅になっているそうです
餅・味噌あんで雑煮を模しているとも
基本的に羽二重餅で味噌あんと牛蒡の甘煮を包んであるものですが
紅色を表現するのに
餅自体に色を付けるところ
餡を紅色にするところ
餅の下に赤い餡を入れてから味噌あんを包むところ
等などお店によって違いがあって面白いです
人参を入れたり羊羹を入れて表している物もあるとかで
一度頂いてみたいなぁと思ってます
甘い牛蒡と甘塩っぱい味噌あんに柔らかいお餅が美味しい
そして千代の糸
松華堂菓子舗を代表する上生菓子
伊勢芋を使った練薯蕷を小田巻で糸のように絞り出したきんとん
他の季節も小田巻きんとんは出てますが
お正月は紅白の色合いになっておめでたいですね
ふんわりねっとり滑らかでお芋の風味が堪らない美味しさ
もろこし羊羹 ハーフ¥750
これは12月に行った時に買ったもの
賞味期限が比較的長めなので年末に頂きました
原材料は砂糖・小豆・寒天・もろこし粉・卵白
名古屋の川口屋さんでもろこし羊羹の存在を知ったんですが
タイミングを逸して食べられずにいたら
松華堂さんでも似たお菓子があったので買ってみました
楊枝を入れるとしゅわっと軽く切れます
ふわふわ軽くて泡の様に溶ける羊羹
小豆味のあわ雪みたいな感じですね
あわ雪は備前屋さんが有名ですが
あわ雪よりも甘さ控えめで、小豆の風味が優しくて美味しい
もろこしってなんだろうと思ったんですが
とうもろこしは関係なく、小豆の粉の事をもろこし粉と言うらしい
ご馳走様でした(´▽`)